
Amazonの社員が呪文のように唱えるもう一つの言葉があります。それは
「Still Day One」
です。意味は直訳すると「まだ1日目」、意味的にはまだ始まったばかり、もしくは何も始まっていないという風に捉えるのが良いかと思います。
Amazonでは様々なプロジェクトが進行しそれらをものすごいスピードで実行していきます。
それらのサービスが立ち上がると仕事を成し終えたという気持ちになりなんとなく気が緩んでしまったりする事がありますよね。そんな気分を戒める役割もあるのかとは思います。
でも本当の意味は全く違うところにあるのではないかと考えます。
ジェフ・ベゾスの想い
それはそんな小さな事で喜んでいてはいけないよというJeff Bezosの想いなんだと思います。
お客様の望みは無限大です。前よりも良いサービスを提供し始めたとしても、いつかはそのサービスも当たり前になってしまい、お客様のニーズにお応えできなくなる。
また競合にも直ぐに追いつかれてしまうことにもなりかねません。
なのでBezosは今日という日は新しいチャレンジの始まりなんだという事を伝えたかったのではないでしょうか。
様々な市場の変化や規制など、会社の売り上げや利益の減少を嘆いている暇はないのです。
愚直に、そして確実に次の日への一歩を今日踏み出さなければ明日という日は来ないのです。
会社の業績が足踏み始めた時にこそここ言葉を思い出して欲しいと思います。
あなたのビジネスは実はまだまだ始まったばかりなのですから。